― 2021年 ―

2021年度エントリー
募集締め切りました

お知らせ
趣旨と目的

SHIGA TECH PLANTER(滋賀テックプランター)では、県内に拠点を置く理工系大学や第二創業を目指す企業等から“モノづくり”および“水・環境”等の分野に関連したビジネスシーズを発掘し、メンタリングや専門家による相談機会の提供を通じて事業プランのブラッシュアップを行います。科学技術や情熱をもって滋賀県から世界を変えようとするチームを共に発掘・育成することを目的に「第6回滋賀テックプラングランプリ」を開催します。

対象

リアルテック領域(ものづくり、ロボティクス、モビリティ、IoT、人工知能、素材、バイオ、医療、ヘルスケア、食、農業、海洋開発、資源、環境、エネルギーなど)の技術シーズをもとに世界を変えたい、世の中をよくしたいという構想を持ち、創業あるいは新事業展開の意志がある方。
※個人、チームどちらでの参加もOK。法人の設立前でもOK。既に法人になっている場合でも設立年数の制限なし。

募集期間

2021年4月1日(木)〜2021年6月3日(木)

応募方法

ウェブサイト(https://id.lne.st/pre_regist?s=tp)にてメンバー登録のうえ、webフォームへの記入を行なって応募してください。

審査基準

滋賀発成長産業発掘・育成コンソーシアムおよびパートナー企業等によって構成される審査員が、以下の各項目により審査します。
1. 新規性 2. 実現可能性 3. 世界を変えそうか 4. パッション

表彰

最優秀賞…1件

企業賞 …複数件

主催
【コンソーシアム構成機関】

滋賀県、滋賀大学、滋賀医科大学、滋賀県立大学、長浜バイオ大学、立命館大学、龍谷大学、株式会社滋賀銀行、株式会社関西みらい銀行、公益財団法人滋賀県産業支援プラザ、株式会社リバネス

2021年度パートナー
株式会社関西みらい銀行
京セラ株式会社
株式会社滋賀銀行
タカラバイオ株式会社
東洋紡株式会社
東レ株式会社
株式会社橋本建設
パナソニック株式会社  アプライアンス社
所在地・面談場所

〒552-0007 大阪市港区弁天1-2-30オークプリオタワー403
株式会社リバネス 大阪本社
TEL:050-1743-9799 FAX:050-3737-5299
E-Mail:[email protected]
担当:岸本

〒162-0822 東京都新宿区下宮比町1-4飯田橋御幸ビル5階
株式会社リバネス 東京本社
TEL:03-5227-4198 FAX:03-5227-4199
E-Mail:[email protected]
担当:中嶋

応募からの流れ

4月1日(水)エントリー開始

ウェブサイト( https://id.lne.st/pre_regist?s=tp )にてメンバー登録のうえ、webフォームへの記入を行なって応募してください。また、エントリーへの決意を促し、書類作成のコツを伝える説明会等を大学単位、個別に開催することも予定しています。お気軽にお問い合わせください。

4月中旬〜5月下旬 説明会

株式会社リバネスが、エントリーチーム(エントリー先着順にて定員に達し次第〆切)に向けて、説明会を行います。互いに事業相談および連携先開拓を行うことが可能です。なお、当日の参加有無や内容は審査には関係しません。

6月3日(木)〜 6月下旬 書類審査

6月3日(木)までに提出された内容にもとづき、書類審査を行います。期日までに、チーム、技術、パッション、将来構想などについての情報をwebフォームおよび動画にて提出していただきます。申請者全員に、審査結果をお知らせするとともに、応募内容に対するフィードバックを行います。また、プレゼンテーション審査に向けた個別面談(オンラインも可)を希望者に対して実施します。

7月2日(金) ファイナリスト決定

書類審査を通過した希望者に対し、最終選考会に向けたプレゼンテーションのブラッシュアップを目的とした面談を実施します。また、パートナー企業との事業相談や連携先開拓を目的とした面談を設定可能です。

7月31日(土)第6回滋賀テックプラングランプリ 最終選考会

株式会社リバネスおよびパートナー企業からなる審査員に対して、7分間のプレゼンテーションおよび7分間の質疑応答を行います。最終選考会はセミクローズドにて開催し、出場者およびパートナー企業に加えて、地元企業や大学の方々も参加します。審査終了後、表彰式を行います。

グランプリ概要

グランプリ名 第6回滋賀テックプラングランプリ
場 所 びわ湖大津プリンスホテル(〒520-8520 滋賀県大津市におの浜4丁目7−7)
開催日時 2021年7月31日(土)(開場12:30、情報交換18:00)
参加対象 ファイナリスト、パートナー企業、アカデミアの研究者、大学生・大学院生、中高生など
※セミクローズド(事前登録制にて開催)
※ファイナリスト:9チーム(エントリーから選抜)

当日のタイムライン

12:30- 開場
13:00-13:25 開会式
13:25-13:45 基調講演
13:45-14:30 最終選考プレゼン(①〜③)
14:30-14:40 休憩
14:40-15:25 最終選考プレゼン(④〜⑥)
15:25-15:35 休憩
15:35-16:20 最終選考プレゼン(⑦〜⑨)
16:20-17:20 審査時間・第4回滋賀ジュニアリサーチグラント授与式
17:20-18:20 審査結果発表および表彰式
18:20-19:00 情報交換

審査員

株式会社リバネス
代表取締役社長COO
高橋 修一郎

設立時からリバネスに参画し、教材開発事業やアグリ事業の立ち上げを行う。大学院修了後は東京大学教員として研究活動を続ける一方でリバネスの研究所を立ち上げ、研究開発事業の基盤を構築した。さらに独自の研究助成「リバネス研究費」のビジネスモデルを考案し、産業界・アカデミア・教育界を巻き込んだオープンイノベーション・プロジェクトを数多く仕掛ける。2010年より代表取締役に就任。

株式会社関西みらい銀行
法人業務部地域戦略室長
水原 正樹

1995年大和銀行(現りそな銀行)に入社。主に法人営業、中小企業取引の新規開拓専担業務を担当。2005年より不動産ファイナンス部門にて、REIT及びストラクチャードファイナンス業務、エクイティ出資業務、不動産アセットマネジメント事業立上げ準備等に従事。2017年に法人店舗の支店長を経験した後、2020年4月より関西みらい銀行法人ソリューション部長、2020年10月法人業務部地域戦略室長に就任し、現在に至る。

京セラ株式会社
研究開発本部 メディカル開発センター所長
兼 Possiプロジェクト部長
圓林 正順

1996年九州大学工学研究科(修士課程)修了、同年京セラ株式会社に入社。人工骨設計、製造技術を担当。2004年 日本メディカルマテリアル株式会社に分社化、2013年より研究開発統括部長。2017年京セラ株式会社に事業統合後、同年設立したメディカル開発センターにて生体材料や生体センシング、ヘルスケアシステムの開発を推進。2020年から現職。同年より、新規事業「Possi」プロジェクトも推進。

株式会社滋賀銀行
営業統轄部 ソリューション営業室 地域振興グループ 課長
河合 充裕

1992年滋賀銀行入行。主に滋賀県内で支店勤務。2013年錦織支店長、2016年審査部、2017年営業統轄部、2020年6月地域振興室長就任。2021年6月ソリューション営業室に改組。ニュービジネス支援や産学官金連携、官民連携、まちづくりなど地方創生に関わる。

公益財団法人滋賀県産業支援プラザ
常務理事
月瀬 寛二

1980年滋賀県入庁。工業技術センターにて、ものづくり企業への技術指導、企業や大学との共同研究開発に携わる。また、新産業振興課(現モノづくり振興課)では、科学技術施策や産学官連携事業の推進に当たる。2011年滋賀県東北部工業技術センター所長、2014年滋賀県工業技術総合センター所長に就任。2018年より現職。

タカラバイオ株式会社
取締役 常務執行役員 薬事品質保証本部長
木村 正伸

1989年静岡薬科大学薬学修士課程修了。大鵬薬品、第一製薬(うち2002年から2007年まで米国駐在)、イミュノフロンティア(バイオベンチャー)、ICON、PAREXEL(グローバルCRO)を経て、2013年タカラバイオ入社。2016年6月 執行役員、2017年4月 遺伝子医療事業部門本部長、同年6月 取締役常務執行役員(現)、2020年4月 臨床開発本部長、2021年7月 薬事品質保証本部長(現)。

東洋紡株式会社
常務執行役員
大田 康雄

1959年滋賀県生まれ。1984年京都大学工学研究科(修士課程)終了。2005年同大学より博士号(工学)取得。1984年、東洋紡績(株)(現在の東洋紡(株))に入社、以後総合研究所(大津市堅田)にて主に高性能繊維の研究開発に従事。同総合研究所所長を経て、現在は常務執行役員として全社イノベーション部門を統括。滋賀に生まれ滋賀で育てていただいたご縁で、少しでも地域のアントレプレナーのお手伝いができれば嬉しく存じます。

東レ株式会社
研究主幹 リサーチフェロー
諏訪 充史

1990年 大阪大学大学院工学研究科応用精密化学修士修了。1999年 東レ株式会社に入社し、電子情報材料研究所(大津市)にて感光性ポリイミドや有機/無機ハイブリッド材料等の研究開発に従事。2020年8月に同社リサーチフェロー認定、現在に至る。日本化学会化学技術賞、近畿地方発明表彰、日本セラミック協会技術賞を受賞。

株式会社橋本建設
代表取締役社長
橋本 健一

1974年滋賀県生まれ。1999年日立公共システム(株)入社、システムエンジニアとして行政向けシステム構築に携わる。2003年に(株)橋本建設入社、2019年より同代表取締役。2019年11月彦根商工会議所副会頭就任。前職での経験を活かしICT技術を積極的に取り入れた建設工事を推進中。他にも彦根観光人力車、クラフトビール事業立ち上げなど「まちをつくる会社」として、微力ながら滋賀県の活性化に尽力しています。

パナソニック株式会社 アプライアンス社
常務 技術担当 知財担当
(兼) 技術本部 本部長
(兼) 新家電くらしクリエーションセンター所長
宮下 充弘

1991年に松下電器産業(現パナソニック)に入社。R&D部門でハイビジョン映像信号圧縮技術の開発の後に、事業部門でオーディオ・ビジュアル商品の商品開発に従事。2018年アプライアンス社ホームエンターテインメント事業部長、2020年4月アプライアンス社技術本部長、(兼) 新家電くらしクリエーションセンター所長に就任、2021年4月より現職。 大阪市立大学工学研究科修士。専門は情報工学・ソフトウェア。

最終選考会ファイナリスト

ドラゴンアグリ
【発表者】玉井 鉄宗 / 龍谷大学
琵琶湖を中心とした循環型農業の実現
〜過去と未来をつないで〜

琵琶湖に繁茂する水草を、水草堆肥として利用し、環境保全と農業振興の両立を試みる。しかし、水草堆肥は作物の生育を促進するものの、窒素欠乏をもたらすことが判明した。そこで、効率的に窒素肥料を生成する流水プラズマ発生装置を併用し問題を克服する。これは、過去と未来をつなぐ技術である。

  • 橋本グループ賞
  • 滋賀銀行賞
ミクロ世界との触覚遭遇
【発表者】小西 聡 / 立命館大学
触れる顕微鏡ロボット

指先に触覚センサを搭載したマイクロハンドとオペレータの手に装着したインタフェースによる拡張現実(AR)ロボットシステムを提供。モーションキャプチャ機能によりオペレータの動作に基づいてマイクロフィンガーを操作でき、マイクロフィンガーの指先が接触した対象物の情報を検知、提示できる。

  • 京セラ賞
レナートサイエンス
【発表者】長谷川 雪憲 / 株式会社イーパス/ 京都大学医学部附属病院
乳房再建用人工脂肪

乳がん切除後乳房再建は自家組織採取、インプラントでは手術侵襲、悪性リンパ腫等の発生が課題である。本プロジェクトでは、生体内で分解吸収され自家脂肪に置換される低侵襲・整容的にも優れた人工脂肪を乳房再建・豊胸手術市場で世界初の人工脂肪として、実用化を目指す。

  • 東洋紡賞
  • 関西みらい銀行賞
ひかる炭素・健康革命
【発表者】森田 秀 / 滋賀県立大学大学院
だれでもつくれるカーボンドットでバイオマーカー検出の超高速化

カーボンドットは、多様な蛍光発光や表面修飾、生体親和性を示すナノカーボン材料である。安価な原料から簡単に作製可能で、表面特性が制御可能なため、特にバイオマーカーの検出に適する。基質の選択性と蛍光検出を兼ね備え、手間、コストに優れ、病の早期発見や治療の最適化につながると期待される。

  • 最優秀賞
  • 東レ賞
ENETEK株式会社
【発表者】高木 順 / ENETEK株式会社
極薄炭素繊維織物の開発

透き通るほど薄く世にない炭素繊維織物の低コストな製法を確立した。車用の燃料電池ガス拡散層のサンプルを繰り返し提供し、発電性能等5つの目標値を達成しつつある。さらに改良し既存のカーボンペーパの代替えを目指す。この導電性・耐酸性・柔軟性のある布を市場に浸透させ水素社会の実現に貢献したい。

新たながん研究に向けて
【発表者】向所 賢一 / 滋賀医科大学
新規3次元培養システムの癌研究への応用

従来からの培養法は、がん細胞が平面的に増殖するため生体内のがんを正確に反映できていない。我々が日本バイリーン株式会社と共同開発した新規3次元培養法では、がん細胞は形態的にも機能的にも生体のがんに近い状態で増殖するため、がんの病態解明や創薬研究の発展に寄与することが期待できる。

合同会社mitei
【発表者】井本 望夢 / 合同会社mitei
滋賀をDSのシリコンバレーに

データ分析事業と教育事業で滋賀の中小企業を中心にデータ分析でサポートし共に成長発展、また将来的にはジュニア世代に向けたスクールの開催で滋賀でデータ活用を活発化させたい。 更に県外からも企業が参入してくるような滋賀を DS のシリコ ンバレーにする最前線に立つ企業になりたい。

  • パナソニック アプライアンス社賞
Air Assist
【発表者】西岡 靖貴 / 滋賀県立大学
体位変換をアシストする空気圧式シート状ソフトロボットの開発

自身で体位変換を行うことが困難な人に対しては、看護師・介護士、もしくは家族による介助が必要である。日中・夜間問わず、定期的かつ頻繁な体位変換は、被介助者・介助者ともに、精神的・身体的負担が大きい。本テーマでは、体位変換作業をアシストする、空気圧駆動シート状ロボットを提案する。

合同会社バスクロンジェニックス
【発表者】永井 信夫 / 長浜バイオ大学
「産毛1本」からあなたの皮膚を診断して明るい人生を創ります!

我々は、皮膚局所の産毛より低侵襲に細胞を採取し、その核酸情報(m RNA およびミトコンドリア DNA)を解析する技術を確立した。この技術による局所皮膚の状態(紫外線暴露量、病態など)の評価方法を確立中。本法により、皮膚光老化度や化粧品効果の核酸レベルでの評価が可能となる。

  • 特別賞