― 2019年 ―

Demo Day
9月21日

第5回ディープテックグランプリは2017年9月9日(土)に開催され、
盛況のうちに終了しました、ご来場、ありがとうございました。

趣旨と目的

大学や研究機関、企業の研究所では科学技術の「種」が生まれていますが、実用化に向けて芽を出すまでに大変な努力を要します。リバネスならびにパートナー企業によって開催する「テックプランター」は、これを発掘し、ビジネスまで芽吹かせるプランターとしての役割を担うことを目的としたプログラムです。「第6回バイオテックグランプリ」は、リアルテック領域(バイオ、ヘルスケア、医療、創薬、医療機器、研究ツール等)の技術シーズと起業家の発掘育成を目的としたビジネスプランコンテストです。
バイオテックグランプリ

対象

リアルテック領域(ものづくり、ロボティクス、モビリティ、IoT、人工知能、素材、バイオ、医療、ヘルスケア、食、農業、海洋開発、資源、環境、エネルギーなど)の技術シーズをもとに世界を変えたい、世の中をよくしたいという構想を持ち、創業あるいは新事業展開の意志がある方
※個人、チームどちらでの参加もOK。法人に設立前もOK。既に法人になっている場合でも設立年数の制限なし。

募集期間

2019年3月1日〜2019年7月12日

応募方法

ウェブサイト( https://id.lne.st/pre_regist?s=tp )にてメンバー登録のうえ、webフォームへの記入を行なって応募してください。

審査基準

リバネスおよびダイヤモンドパートナー企業によって構成される審査員により、以下の各項目により審査します。
1. 新規性 2. 実現可能性 3. 世界を変えそうか 4. パッション

表彰

最優秀賞
(賞金30万円+事業投資500万円を受ける権利)1件

企業賞
(賞金20万円)10件程度を予定

主催

株式会社リバネス

応募からの流れ

エントリー開始 3月1日(金)

ウェブサイト(https://id.lne.st/pre_regist?s=tp )にてメンバー登録のうえ、webフォームへの記入を行なって応募してください。また、エントリーへの決意を促し、書類作成のコツを教える説明会を大学単位、個別に開催しています。お気軽にお問い合わせください。

キックオフ 大阪6月23日(日)、東京  6月30日(日)

リバネスおよびパートナー企業、エントリーチーム(エントリー先着順にて定員に達し次第〆切)が集まり、交流を行います。互いに事業相談および連携先開拓を行うことが可能です。なお、当日の参加有無や内容は審査には関係しません。

1次選考:書類審査 7月13日(土)〜

リバネスおよびダイヤモンドパートナー企業によって構成される審査員により、書類審査を行います。チーム、技術、パッション、将来構想などについての情報をwebフォームおよび動画にて提出していただきます。申請者全員に、審査結果をお知らせするとともに、応募内容に対するフィードバックを行います。また、プレゼンテーション審査に向けた個別面談(オンラインも可)を希望者に対して実施します。

ファイナリスト決定 8月上旬

書類審査を通過した希望者に対し、最終選考会に向けたプレゼンテーションのブラッシュアップを目的とした面談を実施します。また、ダイヤモンドパートナーとの事業相談や連携先開拓を目的とした面談を設定可能です。

テックプランデモデー(最終選考会) 9月

リバネスおよびダイヤモンドパートナー企業のエグゼクティブが審査員つとめ、7分間のプレゼンテーションおよび質疑応答を行います。最終選考会はセミクローズドにて開催し、出場者およびパートナー企業のみが参加します。審査終了後、表彰式を行います。

バイオテックグランプリ 9月21日(土)

ものづくり、ロボティクス、モビリティ、IoT、人工知能などを主な対象としたファイナリスト12チームについてプレゼンテーション審査を実施します。

マッチング支援期間 10月〜

デモデー終了後も継続してベンチャーとリバネスの連絡窓口はオープンにしており、事業化に向けたディスカッションが可能です。法人化するところから、試作開発、資金調達、研究開発などの幅広い立ち上げ期の課題に対応しています。また、ベンチャーとパートナー企業の協業マッチングも盛んになり、事業開発の支援を行っています。

超異分野学会 リアルテックベンチャーオブザイヤー表彰式 3月

2014年以降テックプランターに参加したすべてのエントリーチームの中から、「これから成長しそうなスタートアップ企業」を選出し、表彰式を行います。表彰式にはパートナー企業や様々な分野の研究者、町工場、ベンチャー支援機関、自治体などが集まり、デモデーからの進捗を知らせるとともに、事業連携の機会を見つけることができます。

昨年の様子

グランプリ概要

グランプリ名 第6回バイオテックグランプリ
場 所 大日本印刷株式会社(東京都新宿区市谷左内町31-2 DNP市谷左内町ビル 多目的ホール)
開催日時 2019年9月21日(土)13:00-19:00 (交流会 19:10-20:30)
参加対象 クローズド・事前登録制にて開催(ファイナリスト、ライトニングトーク参加者、ダイヤモンドパートナー、経営支援パートナー、スポットパートナー、プロフェッショナルパートナー、スーパーファクトリーグループ、アカデミアの研究者、学生)

スポットパートナー

当日のタイムライン

13:00-13:30 開会・主催者挨拶
13:30-14:30 最終選考プレゼン①~④
14:30-14:45 休憩
14:45-15:45 最終選考プレゼン⑤~⑧
15:45-16:00 休憩
16:00-17:00 最終選考プレゼン⑨~⑫
17:00-17:50 審査時間・スポットパートナー紹介・ライトニングトーク
17:50-19:00 審査結果発表および表彰式
19:00-19:10 写真撮影
19:10-20:30 交流会

審査員

株式会社リバネス
代表取締役副社長CTO
井上 浄

東京薬科大学大学院薬学研究科博士課程修了、博士(薬学)、薬剤師。リバネス創業メンバー。博士課程を修了後、北里大学理学部生物科学科助教および講師、京都大学大学院医学研究科助教を経て、2015年8月より慶應義塾大学特任准教授に就任(兼務)。2018年4月より熊本大学薬学部先端薬学教授も兼任。研究開発を行いながら、大学・研究機関との共同研究事業の立ち上げや研究所設立の支援等を担っている。

日本ユニシス株式会社
フェローCTO
羽田 昭裕

1984年日本ユニバック(現日本ユニシス)入社。研究開発部門に所属し、シミュレーションや需要予測などの領域における新たな技術の研究やシステムの実用化に従事。その後、製造業や金融機関を中心とする企業システムのITコンサルトとして活動。2007年から研究開発を担当。
主な著作は、『ENIAC 現代計算技術のフロンティア』(2016、共訳、共立出版)。

ロート製薬株式会社
R&D推進特任部長
本間 陽一

1992年ロート製薬株式会社入社、検査薬事業部、医薬品研究部、研究開発開発本部を経て2018年より現職。1995年より京都府立医科大学眼科学教室へ2年半出向し、眼科領域の基礎研究に従事。専門は、眼科ならびに皮膚領域の基礎研究。

三井化学株式会社
次世代事業開発室
コーポレートベンチャリンググループ サブグループリーダー
林田 英樹

昭和電工、DSM N.V. BASF Japanを経て2017年に三井化学(株)に入社。現在次世代事業開発室にてベンチャー企業とのオープンイノベーションを推進。研究開発、新事業開発、グローバルビジネスのマネジメントを日本と欧州本社で経験。機能性材料分野で新事業創出実績を保有。グローバルな新事業開発戦略、事業戦略やM&A・提携戦略の策定・実行、新規事業立ち上げ、営業・マーケティングのオペレーションを得意とする。大阪大学博士(理学)、神戸大学経営学修士(MBA)。

日鉄エンジニアリング株式会社
技術本部 技術開発研究所 バイオマス技術室長
若村 修

1984年 新日本製鐵株式会社(現日本製鉄株式会社)入社。エンジニアリング事業本部において、化学反応・分離精製技術分野の研究開発、商品事業企画、開発プロセスのEPC(設計・調達・工事)プロジェクト業務に従事。プロジェクトにおいてはプロセス設計・プロジェクト管理を担当。天然ガス有効利用事業開発業務等を経て、2012年より現職。現在はセルロースバイオマスの糖化・発酵技術分野の研究に従事。

小橋工業株式会社
東京研究所 所長
中谷 公紀

1977年岡山県生まれ。2000年小橋工業株式会社入社。同社開発部に配属以来、オートあぜ塗り機ガイアを始め、耕耘爪やローターなどの農業機械の新商品開発に従事、60件以上の特許出願と意匠登録に関わるなど、開発の中核を担う。2018年4月に東京研究所の設立に携わり、ベンチャー・研究者等と連携した技術課題解決と新規開発の進行を主導。2019年7月に東京研究所所長就任、現職。

株式会社荏原製作所
精密・電子事業カンパニー
経営企画部 部長
南部 勇雄

1997年株式会社荏原製作所入社。半導体製造装置にかかわる事業に従事。2000年から9年間米国に駐在。現地での共同開発プロジェクトを推進。帰国後マーケティングや経営企画部署を社内で立ち上げ現在に至る。

損害保険ジャパン日本興亜株式会社
ビジネスクリエーション部 リーダー
森﨑 徹也

長崎県出身。長崎大学経済学部卒業後、1997年ベルシステム24入社。その後、エムスリー、NKメディコ等を経て2019年より現職。特にメディカル・ヘルスケア領域に精通するとともに、新規事業やサービスの立ち上げを複数経験しており、事業・サービスの企画、運営、及びプロジェクトマネジメントに強みを持つ。現職ではヘルスケア、及び次世代エネルギー分野での事業推進に注力している。

大日本印刷株式会社
常務執行役員
杉本 登志樹

1979年京都大学工学部卒、大日本印刷入社。生産技術研究所で制御技術の開発に従事した後、1998年DNPグラフィカ宇都宮工場を竣工し、取締役工場長、2002年ICカード製造のデータテクノ社長、2009年研究開発センター長を経て、2010年執行役員、2014年常務執行役員に就任。現在、ABセンター第3本部(ライフサイエンス)及び同センターICT事業開発本部を担当、新規事業開発を推進。

サントリーグローバルイノベーションセンター株式会社
研究部 上席研究員
河島 洋

1989年京都大学大学院農学研究科農芸化学専攻修士課程修了、同年サントリー株式会社入社。基礎研究所、生物医学研究所、健康科学研究所などで、高度不飽和脂肪酸などの健康素材の開発、医薬品の非臨床研究、健康食品の研究開発に携わる。2017年より現職。農学博士。

協和発酵バイオ株式会社
執行役員 R&BD部長兼渉外部長
橋本 信一

1986年東京大学農学部農芸化学修士課程卒、協和発酵工業入社。アミノ酸発酵生産菌の育種など微生物研究に没頭。1998年博士号取得。世界初のジペプチド発酵技術の発明から工業化などをリード。2011年から2014年までドイツの協和発酵ヨーロッパ社長(ドイツ語はしゃべれない)。2014年より現職。技術オリエンテッドな新製品・事業創出に苦闘中。現在の興味:進化の可能性

日本たばこ産業株式会社
R&Dグループ
たばこ中央研究所 所長
志方 比呂基

東京大学大学院理学系研究科化学専攻修士課程を修了後、1989年に日本たばこ産業(株)に入社。味・匂い等の化学感覚に関する研究に従事し、1995年よりMonell化学感覚研究所Visiting Scientistとして2年間の留学を経験。帰国後D-spec(においの少ないたばこ製品)の技術開発に取り組み、同技術は20銘柄余りの製品に搭載された。その後R&D企画部長、製品開発技術部長を経て2015年より現職。博士(人間科学)。

株式会社吉野家ホールディングス
代表取締役社長
河村 泰貴

1968年生まれ。1993年株式会社吉野家ディー・アンド・シー(現:株式会社吉野家ホールディングス)入社。2007年4月株式会社はなまる代表取締役社長。2012年9月株式会社吉野家ホールディングス代表取締役社長(現任)。2014年9月(株)吉野家代表取締役社長(現任)。

ファイナリスト

マイクロバイオファクトリー株式会社
【代表】清水 雅士
スマートセルによる化学品の発酵生産

合成生物学技術を活用し、代謝経路を高機能化した細胞(スマートセル)を利用して化学品を生産する。現在は微生物を利用して接着剤や抗菌剤、染料などの原料となる芳香族化合物の生産研究に取り組み、2030年バイオエコノミー社会の一役を担う企業を目指す。

  • 日鉄エンジニアリング賞
PLIMES株式会社
【代表】鈴木 健嗣
人工知能が嚥下を測る「GOKURI」

正しい嚥下を判定し誤嚥サインを見逃さないウェアラブルデバイス「GOKURI」。首に装着したセンサーで嚥下音を採取、深層学習により97.3%の精度で嚥下を判定する。PLIMESは誤嚥を予防し、自らおいしく食事できる世界の実現を目指している。

  • 損保ジャパン日本興亜賞
フォレストガール株式会社
【代表】井上 裕介
植物由来成分による人体への安全性が高いバイオ接着剤の医療業界への応用

植物由来成分を用い、環境及び人体への安全性が高いホットメルト型バイオ接着剤を開発。将来的に医療分野へ展開。特徴として、①無極性素材に対しても接着力を有する ②接合時の温度を制御でき、室温下でも接合可能③ホルムアルデヒドを含有せず、発生もしない。

アットドウス株式会社
【代表】中村 秀剛
超微量の投薬で新たな治療手段を提供する「atDose」

薬剤を用いた治療では、投薬後数時間で血中濃度が下がり、定期的な投薬が必要。atDoseは超微量に投薬量を調整できるポンプを用いる。日常生活を保ったまま患部の近くに超微量の薬剤を長時間連続的に投薬でき、患者のQOLが向上する。

  • 三井化学賞
aiwell株式会社
【代表】馬渕 浩幸
AIプロテオミクス

東京工業大学との間に協働研究拠点を設置。タンパク質の変異を見ることで、バイオマーカーを早期に発見。創薬の効能効果のエビデンス取得も可能。将来的にはタンパク質をAIの画像判断技術に落とし込み、病気の早期発見、医師の診断支援を目指す技術。

  • DNP賞
株式会社ジャパンヘルスケア
【代表】岡部 大地
一生、自分の足で歩くためのHOCOインソール

AIと3Dプリンタで、足のトラブルを解決、健康寿命を伸ばすカスタムインソールをつくる。写真を撮るだけで足の歪みが整う「硬い」インソールが自宅に届くというサービス。日本で数少ない足の専門医たちのノウハウを結集、痛みのない社会をつくる。

  • 日本ユニシス賞
  • サントリー賞
横浜バイオテクノロジー株式会社
【代表】小倉 里江子
環境と調和しながら作物収量を最大化する植物活性化剤の開発

作物は、常に温度や病害虫等のストレスに曝され、ストレスによる減収は最大で80%に上る。植物活性化剤は、作物が本来保持するストレス耐性を増強して作物収量を最大化できる。私たちは、独自技術により植物活性化剤を開発し、環境調和型農業に貢献する。

株式会社環境ダイゼン
【代表】窪之内 誠
原料は牛の尿?アップサイクル型循環システムで地球をキレイに。

公害の元となる牛の尿を原料にし、消臭・植物成長促進・水質改善効果のある液を製造。空気をキレイにし、土と水を再生する。酪農家から牛の尿を購入し地域経済を循環させるだけでなく、消費者も環境危機の解決へ加わる事になり、善の循環が起こる。

  • 小橋工業賞
  • JT賞
iKnow Damage
【代表】髙橋 健太
DNA損傷モニタリングシステムの開発

自分の健康状態をDNAレベルで知ることで、放射線の被ばくリスクや全般的な健康リスクについて知り、積極的に自分自身のケアを考えることができる未来。私たちは一滴の血液サンプルで誰もが簡単に生体内DNA損傷を測定するシステムを構築することをテーマとして掲げている。

  • ロート賞
  • 吉野家賞
エコ・ビジュアライズ
【代表】関本 征史
化学物質の生物への影響を可視化する、細胞を利用した簡便な環境モニタリング

従来、環境汚染物質の生物影響評価には高額の装置や特殊技術が必要である一方、化学的分析だけでは生物への影響は未知数であった。私は水生生物由来レポーター細胞を用いて簡便な新規環境モニタリング法を開発し、持続可能な水環境作りを目指す。

ケミモーターズ
【代表】角五 彰
生体エネルギーを電気エネルギーに変換・増幅する技術

細胞内部の分子機械「生体分子モーター」は、化学エネルギーを高効率で運動エネルギーに変換し、電磁モーターの約100倍の比出力を発生する。我々は生体分子モーターを用いて、化学エネルギーを電気エネルギーに変換・増幅する微小発電デバイスを開発する。

  • 荏原製作所賞
チームMolPit
【代表】小宮 健
分子生産からIoTまで、DNAナノテクノロジーが可能にする次世代の微細加工技術

DNAの自己組織化を利用してものづくりの常識を覆す。従来技術の限界を越える2 nm以下の微細加工が、高価で大がかりな製造装置なしで可能になる。酵素反応の設計から電子デバイスの回路作製まで、多様な製造において効率・精密さ・コストを改善する。

  • 最優秀賞