― 2020年 ―
2020年度のエントリーは締切ました。

第5回滋賀テックグランプリは2020年7月4日(土)に開催され、盛況のうちに終了しました。ご来場、ありがとうございました。

お知らせ
趣旨と目的

SHIGA TECH PLANTER(滋賀テックプランター)では、県内に拠点を置く理工系大学や第二創業を目指す企業等から“モノづくり”および“水・環境”等の分野に関連したビジネスシーズを発掘し、メンタリングや専門家による相談機会の提供を通じて事業プランのブラッシュアップを行います。科学技術や情熱をもって滋賀県から世界を変えようとするチームを共に発掘・育成することを目的に「第5回滋賀テックグランプリ」を開催します。

対象

リアルテック領域(ものづくり、ロボティクス、モビリティ、IoT、人工知能、素材、バイオ、医療、ヘルスケア、食、農業、海洋開発、資源、環境、エネルギーなど)の技術シーズをもとに世界を変えたい、世の中をよくしたいという構想を持ち、創業あるいは新事業展開の意志がある方。
※個人、チームどちらでの参加もOK。法人の設立前でもOK。既に法人になっている場合でも設立年数の制限なし。

募集期間

2020年4月1日(水)〜2020年5月29日(金)

応募方法

ウェブサイト(https://id.lne.st/pre_regist?s=tp)にてメンバー登録のうえ、webフォームへの記入を行なって応募してください。

審査基準

滋賀発成長産業発掘・育成コンソーシアムおよびパートナー企業等によって構成される審査員が、以下の各項目により審査します。
1. 新規性 2. 実現可能性 3. 世界を変えそうか 4. パッション

表彰

最優秀賞…1件

企業賞 …複数件

主催
【コンソーシアム構成機関】

滋賀県、滋賀大学、滋賀医科大学、滋賀県立大学、長浜バイオ大学、立命館大学、龍谷大学、株式会社滋賀銀行、株式会社関西みらい銀行、公益財団法人滋賀県産業支援プラザ、株式会社リバネス

2020年度パートナー
株式会社関西みらい銀行
京セラ株式会社
株式会社滋賀銀行
タカラバイオ株式会社
東洋紡株式会社
東レ株式会社
パナソニック株式会社 アプライアンス社
三井化学株式会社
所在地・面談場所

〒552-0007 大阪府大阪市港区弁天1-2-1 大阪ベイタワーオフィス6階
株式会社リバネス 大阪本社
TEL:050-1743-9799 FAX:050-3737-5299
E-Mail:[email protected]
担当:仲栄真

〒162-0822 東京都新宿区下宮比町1-4飯田橋御幸ビル5階
株式会社リバネス 東京本社
TEL:03-5227-4198 FAX:03-5227-4199
E-Mail:[email protected]
担当:伊地知

応募からの流れ

4月1日(水)エントリー開始

ウェブサイト( https://id.lne.st/pre_regist?s=tp )にてメンバー登録のうえ、webフォームへの記入を行なって応募してください。また、エントリーへの決意を促し、書類作成のコツを伝える説明会等を大学単位、個別に開催することも予定しています。お気軽にお問い合わせください。

4月中旬〜5月下旬 説明会

株式会社リバネスが、エントリーチーム(エントリー先着順にて定員に達し次第〆切)に向けて、説明会を行います。互いに事業相談および連携先開拓を行うことが可能です。なお、当日の参加有無や内容は審査には関係しません。

6月16日(火)〜18日(木)書類審査

5月29日(金)までに提出された内容にもとづき、書類審査を行います。期日までに、チーム、技術、パッション、将来構想などについての情報をwebフォームおよび動画にて提出していただきます。申請者全員に、審査結果をお知らせするとともに、応募内容に対するフィードバックを行います。また、プレゼンテーション審査に向けた個別面談(オンラインも可)を希望者に対して実施します。

6月22日(月) ファイナリスト決定

書類審査を通過した希望者に対し、最終選考会に向けたプレゼンテーションのブラッシュアップを目的とした面談を実施します。また、パートナー企業との事業相談や連携先開拓を目的とした面談を設定可能です。

7月4日(土)第5回滋賀テックプラングランプリ 最終選考会

株式会社リバネスおよびパートナー企業からなる審査員に対して、7分間のプレゼンテーションおよび7分間の質疑応答を行います。最終選考会はセミクローズドにて開催し、出場者およびパートナー企業に加えて、地元企業や大学の方々も参加します。審査終了後、表彰式を行います。

グランプリ概要

グランプリ名 第5回滋賀テックプラングランプリ
場 所 琵琶湖ホテル(〒520-0041 滋賀県大津市浜町2-40)
開催日時 2020年7月4日(土)13:00-18:20 (開場12:30、情報交換18:20〜)
参加対象 ファイナリスト、パートナー企業、アカデミアの研究者、大学生・大学院生、中高生など
※セミクローズド(事前登録制にて開催)
※ファイナリスト:9チーム(エントリーから選抜)

当日のタイムライン

12:30- 開場
13:00-13:45 開会挨拶・基調講演
13:45-14:30 最終選考プレゼン(①〜③)
14:30-14:45 休憩
14:45-15:30 最終選考プレゼン(④〜⑥)
15:30-15:45 休憩
15:45-16:30 最終選考プレゼン(⑦〜⑨)
16:30-16:45 休憩
16:45-17:30 審査時間・ライトニングトーク
17:30-18:20 審査結果発表および表彰式
18:20- 情報交換

審査員

株式会社リバネス
代表取締役社長COO
高橋 修一郎

設立時からリバネスに参画し、教材開発事業やアグリ事業の立ち上げを行う。大学院修了後は東京大学教員として研究活動を続ける一方でリバネスの研究所を立ち上げ、研究開発事業の基盤を構築した。さらに独自の研究助成「リバネス研究費」のビジネスモデルを考案し、産業界・アカデミア・教育界を巻き込んだオープンイノベーション・プロジェクトを数多く仕掛ける。2010年より代表取締役に就任。

タカラバイオ株式会社
取締役常務執行役員
営業本部長
宮村 毅

1988年 京都大学大学院農学研究科(修士課程)を修了し、同年寳酒造株式会社(現 宝ホールディングス株式会社)に入社。2002年 寳酒造株式会社のバイオ事業部門がタカラバイオ株式会社として分社化。2005年タカラバイオ株式会社 営業部長を経て、2018年4月事業開発部長、同年6月取締役に就任。2019年4月事業管理部長、2020年4月営業本部長。

東洋紡株式会社
常務執行役員
研究開発・知財部門 統括
大田 康雄

1959 年滋賀県生まれ。1984 年京都大学工学研究科(修士課程)修了。2005 年同大学より博士号(工学)取得。1984 年に東洋紡(株)に入社、以後総合研究所(大津市堅田)にて主に高性能繊維の研究開発に従事。2007 年より総合研究所所長、2009 年バイオケミカル事業部長、2013 年東洋紡米国(株) 社長等を経て現在同社常務執行役員として知的財産および研究開発部門を統括。滋賀に生まれ滋賀で育てていただいたご縁で、この地で少しでも新しい起業家のお手伝いができれば嬉しい限りです。

東レ株式会社
理事
リサーチフェロー
富川 真佐夫

1989年東京大学大学院農学系研究科修士修了、同年東レ株式会社に入社。ポリイミドコーティング剤の研究・開発に従事。1992年~1994年 米国・オハイオ州アクロン大に特命留学、2007年東レ株式会社 リサーチフェロー認定、2020年6月より理事。この間、高分子学会賞、日本化学会化学技術賞、発明表彰、フォトポリマー学会業績賞、文部科学大臣表彰など、多数の受賞。同社滋賀事業場において、半導体、ディスプレイ、電子部品に用いられる電子材料の研究を推進している。博士(工学)。

パナソニック株式会社 アプライアンス社
イノベーション推進室 室長
牧 昌弘

パナソニック(株)入社以来、家電のネットワークおよびEMCに関する業務に従事。特に、入社以来手掛けてきた電力線搬送通信の研究においては、総務省作業班に参画し、広帯域電力線搬送通信に伴う不要輻射低減の取り組みを行い、法整備に貢献した。現在は家電事業を担うアプライアンス社において、CTOとともに技術戦略を推進するイノベーション推進室を担当。博士(工学)。

滋賀県
商工観光労働部 部長
森中 高史

東京大学法学部卒業。2002年総務省入省。同自治財政局、自治税務局、消防庁等を歴任。その間、首相官邸や地方自治体(秋田県、岡山県、滋賀県守山市)への出向を経験。2018年に滋賀県総務部管理監に就任し、行政改革や県庁の健康経営の推進に当たる。2019年より現職。

公益財団法人滋賀県産業支援プラザ
常務理事
月瀬 寛二

1980年滋賀県入庁。工業技術センターにて、ものづくり企業への技術指導、企業や大学との共同研究開発に携わる。また、新産業振興課(現モノづくり振興課)では、科学技術施策や産学官連携事業の推進に当たる。2011年滋賀県東北部工業技術センター所長、2014年滋賀県工業技術総合センター所長に就任。2018年より現職。

株式会社関西みらい銀行
地域応援部長
松本 則哉

1988年大阪市立大学法学部卒業。旧関西アーバン銀行にてビジネスソリューション営業第三部、法人営業統括部、M&A事業部、戦略法人部、2カ店の支店長、ニュービジネス支援室長、地方創生支援室長、2019年4月関西みらい銀行に合併後、地域戦略部長を経て、2020年4月地域応援部長に就任、現在に至る。

株式会社滋賀銀行
営業統轄部
地域振興室長
河合 充裕

1992年滋賀銀行入行。主に滋賀県内で支店勤務。2013年錦織支店長、2016年審査部、2017年営業統轄部、2020年6月地域振興室長就任。ニュービジネス支援や産学官金連携、官民連携、まちづくりなど地方創生に関わる。

三井化学株式会社
研究開発本部 合成化学品研究所
所長
小畑 敦生

1991年九州大学大学院工学研究科応用化学博士課程修了後、三井化学(旧三井石油化学)に入社。主に機能樹脂やファインケミカル/基礎化学品を中心に生産技術を担当。2006年より機能性ポリマー事業部を経験し、その後生産技術研究所の所長、全社研究戦略立案を統括するR&D戦略室長を経て、201910月より現職。

京セラ株式会社
研究開発本部 メディカル開発センター所長
圓林 正順

1996年九州大学工学研究科(修士課程)修了、同年京セラ株式会社に入社。人工骨設計、製造技術に従事。2004年日本メディカルマテリアル株式会社に分社化、2013年より研究開発統括部長。2017年京セラ株式会社に事業統合後、同年設立したメディカル開発センターにて生体材料や生体センシング機器、ヘルスケアシステムの開発を推進。2020年より現職。

最終選考会ファイナリスト

Neo
【発表者】西本 騰 / 立命館大学
新生児蘇生講習のためのシミュレータの開発とその普及

新生児蘇生の講習に用いられるシミュレータには、価格と性能のトレード・オフの関係がある。本テーマでは、価格が安く、性能の高いシミュレータの開発を目指し試作シミュレータは開発した。試作シミュレータはIoT型センサ内蔵聴診器、シミュレータアプリ、手技計測センサからなる。

The養殖革命
【発表者】杉浦 省三 / 滋賀県立大学
魚食文化復活の鍵を握る「骨なし魚」の養殖

水産養殖の可能性に挑む本プロジェクトは、4つのコア技術で、養殖生産をローカルに、グローバルに、そしてトータルに推進する。4つの技術とは、環境に優しい養殖技術、高品質魚の養殖技術、骨なし魚の養殖技術、そして低価格飼料の技術。急速に発展する世界の養殖を、これらの技術がリードする。

APC株式会社
【発表者】與倉 三好
マイルドプラズマによる表面改質で実現する、接着剤レス・直接接合

マイルドプラズマ技術により物質表面に高密度で官能基を付与することができる。そのため、様々な物質を塗布できる他、これまで接着不可能とされてきた物質同士を、接着剤を使わずに接着。新素材の開発や別用途への転用など材料の可能性を無限にひろげることができる。

株式会社クロスエッジラボ
【発表者】渡辺 尚志
高齢者見守り&ヘルスケアシステム “Rabbit Vision”

高齢者を突然の事故・病気から守り、健康な暮らしを実現するための見守り・ヘルスケアシステムの事業化を行う。独自開発の全方位サーモグラフィ”Rabbit vision” により、プライバシーに配慮して高齢者を見守り、そこで得られる生活データを活用した高齢者のヘルスケアを実現する。

未来看護工房
【発表者】関 恵子 / 滋賀県立大学
視覚障害者を対象とした感覚提示型の手技療法教育システム

視覚障害をもつあん摩マッサージ指圧師養成学校の学生と若手あん摩マッサージ指圧師の手技習得のための教育システムの開発を目ざす。視覚障害のある者が,施術部位の安全な手技の力加減・速度等を「体感」して学習できる教育システムであり,遠隔での教育・研修を可能とする。

+R 粉体工学研究センター
【発表者】川畑 美絵 / 立命館大学
強くしなやかな新金属

強くすればするほどしなやかさを失う金属材料に、ちょっと手を加えるだけで強くしなやかな金属に変身させることができる手法を開発したので実用化したい。

ジークフリート
【発表者】岩成 英一 / 滋賀医科大学
医療情報やパスワードなどを一括管理するAIドクター

IT社会では利便性と個人情報保護の両立が不可欠である。クラウド情報は本当に安全なのか。我々は医療情報を自己管理するAI医師、ジークフリートモデルを提唱する。このAIは生まれたときから墓場まで、個人に寄り添い、予診から適切な医療機関への紹介、患者-医師、医師-医師への情報伝達をサポートする。

Green Microwave
【発表者】松室 尭之 / 龍谷大学
再生可能エネルギーの拡大に向けたマイクロ波送電技術

化石資源や核燃料に依らないクリーンなエネルギーによる社会の実現はこれからの人類にとって必須の技術であるとともに、国家安全保障上欠かせないものである。マイクロ波送電という技術からこの困難な課題にアプローチする方法を考える。安全な無線送電技術および直近の社会実装方策について紹介する。

ウーマンサポートデザイン・プロジェクト
【発表者】田原 大輔 / 龍谷大学
履いて改善!生体力学に裏付けされた大人女子のための尿失禁改善サポート下着の開発

20~50代女性の骨盤底筋の緩みから生じる尿失禁に対し、「履いて改善する」サポート下着を開発する。現状の経験と勘に頼った製作法に代わり、生体力学シミュレーションに基づく骨盤周囲の力学的挙動の評価技術を核として、力学的に裏付けのある最適設計戦略を反映した下着を世界初で世に出す。